介護施設での主な仕事内容

平成12年に施行された介護保険法に基づいて運営されている介護サービスにはさまざまな種類があり、特別養護老人ホームをはじめ在宅での生活が困難な高齢者が入所できる介護施設には多くの入居申込が集まることも珍しくありません。心身機能が低下して日常生活に介護が必要にあった高齢者が安心して生活できる介護施設は、介護の専門家であるスタッフが24時間体制で必要なサービスを提供しています。重介護者が多い介護施設の仕事としては、排泄や入浴介助、食事や歩行介助、整容やバイタルチェックなどの直接ケアをはじめ、リハビリやレクレーション、行事の企画運営、担当入居者の荷物管理などその仕事は多岐にわたります。
また介護施設は24時間体制でサービスを提供しているために、早番や遅番、夜勤など変則勤務のシフトをこなす必要があり、出勤時間などもシフトによって不規則になっています。切れ間無い介護を提供している介護施設においては、出勤したスタッフが勤務時間帯に行った介護内容やイレギュラーな状況、入居者の排泄や食事量などさまざまな情報を記録して残します。スタッフの入れ替わりのタイミングでは申し送りが行われる施設がほとんどであり、対応するスタッフが変わっても、恒常的に安定したケアが継続できる様な工夫がなされているのです。
フロアやユニット毎に固定のスタッフが配属されている事が多い介護施設は、出勤したスタッフが協力して必要な介護を分担して対応します。限られた人数の中で安全に適切な介護を行う事が求められる為、決められたマニュアルやルールに基づいてチームケアを行っているのです。